病院施設のご紹介

方針、理念

    1. 職員は患者様の人権を尊重し、ご本人及びご家族の精神保健の安定に努め、相互の信頼関係を高める努力をいたします。
    2. 職員は専門職としての成長をはかり、より質の高い医療・保健・福祉サービスを提供いたします。
    3. 地域に開放的な病院として地域交流活動に積極的に参加し、社会貢献に努めています。

院長挨拶

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新築の病室で暖かい治療をめざす
スタッフの優しさは、ゆとりある職場環境から

病院長 野田 慎吾

千葉市近郊に205床の精神科の総合的な専門病院としてリニューアルしました

 市原鶴岡病院は、千葉市に隣接した市原市に立地され地元市内のみならず近隣市町村からも多くの患者さんを受け入れています。昭和45年の開設以来一貫して地域の精神障害者やストレス関連の疾患患者などの治療・支援を続けて今日に至っています。平成24年からの、病棟新築工事が竣工し平成26年3月からは、総許可病床205床となりました。内訳としては、精神科急性期治療病棟40床、認知症治療病棟45床、精神療養病棟120床の構成となります。今後急増が予想される認知症患者の治療にも、積極的に取り組んで行きます。また、認知症の治療には精神科治療以外の合併症治療が重要との考えから内科専門医を常勤医に迎え、消化器内科専門医による消化器系やプライマリーケアー外来を開設しました。

病院と関連したクリニックや高齢者施設などと連携しています。

 設立母体の医療法人白百合会には、夷隅郡大多喜町にある大多喜病院をはじめ多くの関連施設があり相互連携をとっています。白百合会の市原地区施設としては、JR五井駅徒歩5分にあるサテライトクリニックである市原メンタルクリニックや市原地域生活支援センターはばたきがあげられます。また病院に隣接して、系列の特別養護老人ホーム「あじさい苑」もそなえています。多様な精神科病院へのニードに対応可能な体制作りを心掛けてきました。

スタッフの優しい気持ちには、良好な職場環境も応援しています。

 職員にとって不要不急な残業や在宅への業務持越しを安易に課さないよう最大限留意しています。精神科医療においては、患者さんとかかわるすべての職員が、無理のない生活を送り充実したプライベートを過ごすことにより、優しい気持ちで患者さんに接することができるとの考えに立っているからです。

更なる機能充実を目指した計画を進めていきます

 今後、職場復帰や復学をめざすストレス関連疾患専門病棟として機能分化する計画です。
認知症の病床は高齢者のADLや合併症にも対処可能な病室や入浴設備などのアメニティーを備えてあります。
ストレス関連疾患専門病棟においては、バストイレを各病室に設備した個室を提供し、WiFiによるインターネット環境も備え、試し出勤や通学も可能な入院環境を整備中です。
今後も、時代の変化に対応し上述の基本構想実現にむけて職員一丸となって努力して行く所存であります。

看護部長挨拶

 当院は、昭和45年の開設以来、市原市に於いて一貫して精神医療の中核を担ってきました。精神疾患を患った患者様の安心と安寧を獲得すべく、病院理念に基づき、看護職員一丸となって個別的な患者様のニーズに即した看護の実践を心がけております。

 そのために、看護スタッフの教育体制にも力を入れ、多くの外部研修や院内研修を取り入れ、新たな知見や技術の向上・獲得に勤しみ、多職種とも良好な協力関係を保ち、患者様一人一人の笑顔を励みにし、日々看護ケアの実践に取り組んでおります。

 地域の皆さまの幅広いニーズに応えるべく、『個別性のある、患者様主体の心のこもった、温もりのある、患者様に信頼される看護』を看護部理念に掲げ、実現するために、働きやすい職場環境や職場風土の透明化を図り、職員が心にゆとりを持ち、やりがいを待って働き続けられるよう職場つくりを目指しています。

 

看護部長 小川勝彦 

 公益社団法人日本精神科病院協会 日本精神科医学会認定看護師 

 亀田医療大学看護学研究科看護学専攻修士課程修了

    •  
    • 看護部の理念

 1)個別性のある看護                                                                                                 2)患者主体の看護                                                                                                   3)心のこもった、温もりのある看護                                                                         4)信頼される看護

  •  以上を実践し、真に患者の心に触れることのできる看護を目指します

  • 看護部の基本方針

  • 【各自が責任を持った看護・ケアを実践します】

     1)業務改善を推進し、教育体制の充実を図り、看護の質の向上を目指します                 2)様々な場面で患者サービスの向上に努めます                                                         3)職員一人一人が心にゆとりを持ち、働きやすく・魅力ある職場環境作りの推進を            図ります

        •  
        • 看護体制

      看護方式:受け持ち性+機能別看護 

      勤務体制:2交替制 夜勤者各病棟2名(内看護職員1名)

       日勤 8:30~17:00  

       時差 10:00~18:30  

       夜勤 16:00~9:00  

       早番 7:30~16:00

     

    • 教育体制

     新卒看護職員支援: クリニカルラダーⅠ(事例研究)、プリセプター制度あり                                                                                                                                                           

               新人教育プログラム・新卒者集合教育 年1~2回    


       卒後2~3年:クリニカルラダーⅡ(看護研究)

       卒後4~5年:クリニカルラダーⅢ


    各委員会研修(年1~3回) :安全・感染・行動制限最小化・褥瘡・記録委員会

    院内研修会(月1回):各部署持ち回りの研修会

    院外研修会: ①看護協会・日精看主催研修会等(会員1名につき1研修の参加が基本)
           ②日本精神科病院協会通信教育(通信教育に関する助成金制度あり)

     

    進学支援 :看護専門学校奨学金制度等あり

    病院概要

    院長 野田 慎吾
    診療科目 精神科・神経科・内科
    病床数 205床
    病棟機能 精神科急性期治療病棟1,認知症治療病棟1,精神療養病棟
    その他
    • 認知症治療認定施設(日本老年精神医学会認定施設)
    • 精神科作業療法

    施設配置図

    施設配置図

    A棟
    3階 (2病棟)認知症の治療に対応した男女混合病棟
    2階 (1病棟)急性期の治療に対応した男女混合病棟
    1階 外来、ストレスケア病棟(1病棟)、作業療法室
    B棟
    2階 (4病棟)亜急性期の治療に対応した男女混合病棟
    1階 (3病棟)高齢者、合併症にも対応した男女混合病棟

    施設の様子(写真)

    1病棟 病室yousu01yousu05
    1病棟 病室作業療法室診療室
    2病棟 病室yousu03yousu02
    2病棟 病室病棟内のスタッフステーション(A棟)病棟内の食堂兼ホール
    (A棟)
    A棟 1病棟(40床):精神科急性期治療病棟

    精神科急性期治療病棟は、急性期の集中的な治療の必要性が求められる方に対して、短期の入院期間(3ヵ月以内)に迅速・適切な治療や看護を提供し、退院を目指していく病棟です。

    病室は、ほぼ全て個室で構成され治療環境やプライバシーの保護などにも配慮しております。

    A棟 2病棟(45床):認知症治療病棟

    2病棟は、認知症治療病棟です。病室の大半が個室であり、ディルームは窓が多くとても開放的で快適な療養環境となっております。認知症の治療の一環として週5日作業療法を行い、中でも音楽療法を取り入れた活動は多くの患者様が参加し、盛況で患者様にとって、楽しみな会になっております。また、重篤な身体合併症に対しては、スタッフステーションすぐ脇の4床室で24時間観察対応できるよう配慮しています。

     作業療法士による作業療法活動や日常生活動作(ADL)や生活スキル、残存する心身機能の維持・向上に向けて患者様個々に合わせた看護を計画し、個別に援助しています。

    B棟 3病棟(60床):精神療養病棟

    3病棟は男女混合で、高齢の方が多く入院されている病棟です。季節に合ったレクリエーション(ひな祭り、七夕、クリスマスなど)や毎月の誕生会を通じて、患者様が楽しく過ごせるよう計画しています。患者様やご家族の気持ちを尊重し、心のこもった看護を提供することを目指しています。

    B棟 4病棟(60床):精神療養病棟

    4病棟には、十分な観察と治療的アプローチを必要とされる方が入院生活を送られています。入院中は、看護スタッフだけでなく専門のリハビリスタッフや、相談支援員も治療に参加します。そこで、個々の患者様がもつ生活上の課題や、他者と一緒に過ごす練習などをしています。また、それ以外でも、おおよその方が気分転換などのため、何らかの形で外出などされております。
    構造的には病室や廊下などの生活スペースを広く設けており、扉や壁などには柔らかな配色をしております。 全体的に空間としての拡がりがあり、従来の「病院」という無機質なイメージを払拭する試みを施しています。

    院内保育園

    【にいほり保育園】

    にいほり保育園は、子ども家庭庁所管企業主導型保育事業に則り運営する保育園です。
    医療法人白百合会市原鶴岡病院を設置主体とし、その職員並びに連携企業の子供が認可保育園と同等の保育サービスを特別な負担なく受けられる保育施設です。

    基本保育時間
    月曜日~土曜日 8:00~18:00

    休園日

    日曜日・年末年始(12/29~1/3)+その他保育園の定める日

    お預かり年齢
    0歳~6歳

    精神科作業療法

    作業療法(OT:Occupational Therapy)とは、治療の一環として健康な生活を立て直し維持するための一つの方法です。人との関わり、様々な活動(創作活動/グループ活動/日常生活活動 etc…)を通して精神機能の向上、対人関係能力の改善、作業能力の改善などをはかります。その人にとって、よりよい生活が送れるように援助・指導をしていきます。興味ある活動から楽しみながら行えるよう、様々なプログラムを用意しています。 外来OTも行っていますので、外来の方も参加できます。

    sagyou

    一週間のプログラム表
    月曜 火曜 木曜 金曜 土曜
    午前 料理G ファイヤーG
    生活向上G
    1病棟OT
    2病棟OT
    こすもす
    華音G(かのん)
    リフレッシュタイム
    午後 和(なごみ)
    園芸G
    和(なごみ) 3病棟OT
    4病棟OT
    JOY
    風楽和(ふらわ)
    和(なごみ)
    プログラム紹介

    病棟OT

    創作活動やストレッチなどを各病棟ホールで行います。

    こすもす

    創作活動時間です。大人のぬり絵や書道の様々な活動を用意しています。

    和(なごみ)

    活動の選択が自由にでき、それぞれのペースでお好きな活動に取り組むことができる時間です。週3回行っているので都合の良い日を選んだり、活動の回数を選択したりすることができます。また時間いっぱい参加しなくても大丈夫です。体調や都合によって途中入室や途中退出も可能です。短時間から開始し、徐々に時間をのばして行く方法もあります。休憩時間には、水分もあります。
    七宝焼、手芸、タイル細工、ビーズ、ステンドグラス、革細工、レジン細工、パズル、読書、書道、卓上ゲーム、パソコン、電子ピアノ、音楽鑑賞などさまざまな活動を用意しています。用意のない活動でも希望があれば準備する事も出来ます。図書の貸し出しも行っています。

    風楽和(ふらわ)

    アロマを焚き、リラックスできる空間で、美容に関しての活動(身だしなみ、化粧、ネイルなど)、リラクゼーションなどを行います。 女性だけで楽しく、ゆったり過ごしませんか?(女性限定)

    JOY

    ゲームや運動器具を使って、体を動かし、発散&リフレッシュを目的に活動しています。

    園芸G

    各病棟の畑を使って、季節に応じた活動を行っていきます。畑の耕し、お花の手入れなどなど、興味のある方はぜひご参加ください。天候の悪い時でも、院内で出来る活動を行います。また、出来た作物は参加メンバーでしたら食べたりすることができます!!

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